人選ミス?そして、伝説へ…
1993年発売、不思議のダンジョン記念すべき第一作。
現在でもSFCのみ…。バーチャルコンソールにないのは大人の事情?
トルネコの大冒険
当時のチュンソフトさんが海外ゲーム「ローグ」を参考に、
ドラクエのキャラクター・世界観を使用し、国内向けゲームとして開発した作品です。
国内ではほぼ無名のゲームがドラクエキャラを借りられたのは、
チュンソフトさんがドラクエのプログラミングを担当するなど、
堀井雄二さんとの繋がりがあったからでしょう!
トルネコ主人公化の裏側
なぜトルネコ!?とドラクエⅣをプレイした人なら思ったはず。
ドラクエⅣのキャラクターの中でも人気が低かったであろう彼が、なぜ…
※実際は今も当時もトルネコさん大人気だったみたいです
四コマ漫画でもネタキャラとして有名なイメージが…人気故に投獄されたり・気球から投げ捨てられたり散々な目に。
後のスピンオフ作品でも、
- テリー 期待の割に…ドランゴに比べ…バトルマスター?
- キーファ 頼れるアタッカーなのに序盤で離脱
- ヤンガス ストーリーに一人だけ無関係
と、なぜ彼らが?という作品は多いです。
不遇なキャラに活躍の機会をあげた!とも言えますが、
作中で扱いの悪い・影の薄い・ネタにされやすいキャラが抜擢される流れ?
その流れを作ったのトルネコさんは偉大な存在!
でも仮にドラクエⅣからキャラを選出するとしたら…
- ライアン ホイミンとセット、アイテム等を駆使するシステムに合わない
- アリーナ クリフト・ブライがセットで付いてくる、アイテムを駆使するうんぬん
- マーニャ ミネアが付いてくる、魔法メインなのでうんぬん
- 勇者 勇者のイメージは大事、勇者にお宝探しは似合わない?
トルネコ 商人のためアイテムの活用が似合い、原作でもアイテム鑑定ができた
他のキャラと違い単独で動かしやすく、原作でも基本一人旅の三章
モンスターに倒されたり、トラップで無様に倒れたり、
ももんじゃに蹴り飛ばされても誰も悲しまない
と、わりと適任なキャラだったのかもしれませんね。
今では不思議のダンジョンはトルネコさんじゃなきゃやだ!って思いますもん。
散り様を見慣れる頃には、すっかり虜に…素敵です!
ストーリー
世界一の武器商人になることを夢み、セッセと働くトルネコ。
そんな彼はある日、お宝の眠るという不思議のダンジョンの噂を耳にする。
夢をかなえるため家族とともに旅へ出ることを決意。
そしてついに、不思議のダンジョンを探し当てるのだった…。
でも王様の許可がないと不思議なダンジョン探索しちゃダメ、
どうしてもって言うならちょっと腕試しさせてもらう、ってなことで話がはじまります。
不思議のダンジョンを管理下に置く王様はかなりヤバいすごい。
風来のシレンとの比較
不思議のダンジョンシリーズとしての難易度は割と低め、
なんですが、風来のシレンから入った人には色々と違和感が?
壺がない、合成(印)がない、など後の作品との違いもありますが、
何よりシレンとトルネコのゲームバランスの違いもあります。
※ローグライク初心者の方には十分な難易度です!
シレンがテクニックを駆使して進むのに対して、
トルネコはレベルが重要になります、シレンよりRPG色が濃くて、
地道な経験値稼ぎが大事です!あくまで私の感想ですけど。
そして、この作品には、
目的のフロアまで階段を下りお宝をゲット!→階段を上り地上へ!?
と以後の作品にはない要素があります。
※風来のシレンGB月影村の怪物にも少しその要素はありますが
つまり、99階潜った後は99階登らなくてはいけません、
途中で倒れたら全ておじゃんに、まさに帰るまでがダンジョンなんです!
後の作品ではフロアに長居すると風が吹いて地上に戻され、
即ゲームオーバーというシステムがありますが、
この作品だと地震で床が崩れ、一つ下の階に移動となっていたり。
しかも落とし穴と違って何故かノーダメージだったりします。なぜなんだ。
まだフロアペナルティが完全に決まっていなかったんでしょうか、
もしかしたら救済要素だったのかもしれませんが…今となってはかなり異色ですね!
まとめ
今遊んでも面白い、シンプルかつストイックな不思議のダンジョン!
シレン経験済でトルネコ未経験の方には、是非プレイしてみてほしい作品です、
シレンとはまた違ったダンジョンがお楽しみいただけます!
不思議のダンジョン初心者の方には、えーと…次作トルネコ2をおすすめしておきます!
理由などはまた別の機会に…!
そして、バーチャルコンソール化を夢見て…