不思議のダンジョン 風来のシレン3 からくり屋敷の眠り姫

2008年発売のWiiソフト。2010年にPSPでポータブル版が発売。
(追加要素等はなくテンポの改良等がされただけなのでPSP版もここで)
前作から実に8年、ハードを一つ飛ばし、Wiiにシレンがやってきました!
シリーズファンの期待に反し、その内容は…

風来のシレン3 からくり屋敷の眠り姫

ストーリー

かつての剣術の師であるセンセーと再会したシレンとコッパは、
とんでもない秘宝が眠るとされる伝説のからくり屋敷の鍵を見せられる。
多くの風来人がその屋敷を求めたが、誰一人その姿を見た者はいないという…
風来人の血が騒ぐ…こうしてシレンは新たなる旅へ出るのだった…。

と、久しぶりにお宝探しがメインのストーリー。と思いきや、
話はかつてなく壮大なものに!そして明かされるシレンのルーツ?

シナリオはクロノクロスでお馴染みのあの方が担当されています。
日本神話と竹取物語を混ぜ、1000年寝かせたら完成したってお話です。(てきとう)

ストーリー自体は悪くはないんですが、「風来のシレン」には合わなかったような…
超展開とご都合主義な場面が多いため、長さに比べほとんど印象に残らず。
ストーリークリアに消えた30時間は何だったのか…

キャラクター

シレン

主人公。今まで謎だったシレンのルーツが明らかに…!明らかにならない方が…
頭身が上がりリアルに。でも相変わらず無言、いつも以上にシュール。笑

コッパ

語りイタチでシレンの相棒。今作はとにかくセリフが多い。
今作での活躍はまさにヒロインと呼ぶにふさわしい。ツンデレもあるよ…!

センセー

シレンの剣術の先生。今回の冒険のきっかけとなった人物。コッパと並びよく喋る人。
格闘タイプのようだが実はエスパータイプ…。名探偵!

能力制限 両手武器と盾が装備不可

アスカ

綺麗に成長した女剣士のお姉さん。かつての仲間。主人公より主人公してるヒロイン。
よく喋る人その2。ゴザル口調ではなくなりキャラが死んで大人の女性に!

能力制限 二刀流不可

その他

シレン達の他にもカラクリ屋敷の秘密を探る、
十狼太(風来人?)おぼろ(女忍者)などのライバルキャラも登場。
また過去作のボスが登場するなど、シリーズファンに嬉しい要素も。

仲間の扱い

今作では同行している仲間が倒れても冒険失敗となります。
レベル・HP・満腹度・装備などは、キャラ毎にすべて独立しています。

複数キャラを同時操作可能となり、数で敵を圧倒できる反面、
凡ミスや事故であっさりゲームオーバーにもなるため注意が必要に。

仲間操作モード

仲間キャラの操作は今まではAI任せでしたが、
今作ではプレイヤーが完全に操作できるように。道具は共有です。

例 シレンで杖を振る→センセーで攻撃→アスカで回復など

従来のAI操作も可能、普段はAIに任せ、
ここぞという時は全員操作という使い分けプレイもできます。
また細かく優先行動や制限行動を設定することも可能に。

新システム

二刀流

両手に武器を装備でき、二連続攻撃が可能に。
今までありそうでなかった新システム、本作の目玉要素!
残念ながら両手盾はできません。


攻撃は最大の防御!二刀流シレンで遊べるのはシレン3だけ!

レベル継続

トルネコ3に続き今作もレベル継続制(倒れてもレベルはそのまま)。
※ストーリーと一部持ち込み可ダンジョンのみ、もっと不思議などはレベル1からです

龍脈

説明が少し難しい新システム。

龍脈と呼ばれる特殊地形にアイテムをお供えすると、アイテムを成長させることができます。
装備の強化・特殊能力付与や道具の複製・変化、回数や容量の増加、祝福など、
様々なプラスの効果をもたらします。

装備強化にも使えるため、救済措置・クリア後のやりこみ要素と、
使いこなせれば便利なのですが、説明不足感が強く、結局よくわからないまま…
一切使わなくても問題ないんですけどね。

龍脈に逃げられるのは初プレイでのお約束です。笑

肉システム(復活したシステム)

初代・砂漠の魔城と好評だった肉システムが遂に復活!
やはり強くて便利、なにより楽しいです!
肉が復活してるのを知らない方も多いような…?

モンスター

ビジュアル

キャラクターのビジュアルがリアルになったように、モンスターもリアルに。
前作の可愛さの残る3Dモンスターと違い、全体的になんか不気味…
また、タイトル通りカラクリっぽいモンスターも多く、
無機質な敵に襲われるシーンが続くことになり、なんだか精神力を削られます。
からくり女中やジャンポコンは見てると不安な気持ちに…軽いホラーです。

レベル

ナンバリング作品ではレベル4モンスターが初めて全モンスター対応に。

みだれ大根(狂戦士の種を投げる)やゲンナマゲイズ(部屋内催眠)など、
特殊能力が凶悪化したモンスターも。

属性

属性とは、定確率で様々な効果を発揮する第二の特殊能力のようなものです。
属性には以下の9種があり、モンスターは必ずいずれかの属性を持ちます。
属性はモンスターによって固定。マスの色でいつでも判別は可能です。

例 マムルは知属性 マスの色は青

<属性一覧>

  • 熱 赤 痛恨の一撃
  • 知 青 直接攻撃が必中
  • 樹 緑 杖を無効化
  • 雷 黄 直接攻撃でかなしばり状態に
  • 気 桃 満腹度減少
  • 影 黒 直接攻撃でHP回復
  • 土 茶 姿を消す
  • 幻 紫 直接攻撃・遠距離攻撃を回避
  • 鋼 銀 受けたダメージを反射

熱属性の痛恨で予想外のダメージ、雷属性でかなしばり状態にされピンチに、
土属性で知らぬ間に先制攻撃される、など…

幸いなことに属性の発動率は低め。低めなんですが、無視できるほど低くはありません。
3D化によるテンポの悪化に加え、複雑で面倒なこの新要素は…

異種合成モンスターマゼゴンが雷属性なのはかなり意地悪だと思いました。
かなしばり→かなしばり→かなしばり、のループで泣きを見たことが…
ずっとマゼゴンのターン…

戦闘バランス

割とバランス自体は良好、ただ持ち込み不可ダンジョンの序盤がかなりシビア。
ダメージ計算に装備の強さが大きく依存しているため、
剣と盾がない状態だと序盤で早々に詰みます…

装備があれば純粋な殴り合いも可能ですが、属性のせいで安心はできません。
レベルよりも装備の強さが重要です。修正値を増やす・守る意識が必要に。

ダンジョン

ストーリーダンジョン

ストーリーダンジョンはトルネコ3と同様、短いダンジョンをいくつもクリアする形式。
今作はボス戦も多いです。全員操作モードをちゃんと使えれば楽勝な難易度ですが。
ただし若干運が絡むボスもいるので…やっぱり難易度はイージーをお勧めしたいです。

どこでもダンジョン

ストーリーの進行によって階層が解放されていくダンジョン。
5階からはじまり最終的に99階まで選択可能に。持ち込み可。

ストーリーダンジョンが細切れのため、従来の不思議のダンジョンポジション?
短時間で遊べる他、難易度ノーマルでの装備ロスト時の詰み防止としても一応機能…

クリア後ダンジョン

他にもありますがメインどころだけ。

ツヅラの迷宮

持ち込み不可99階、所謂もっと不思議のダンジョンです。
仲間同行可&一定階層にボスという、今までにない独自の仕様が売りです。

遊ぶにはストーリークリアに加え、追加ストーリーのクリアが必要…
ようやく長い長いストーリーが終わった!と思ったら、今度は石拾いが待っています。

オチミズ峠

持ち込み不可50階、もっと不思議のダンジョンの亜種。
ダンジョンに壁がなく、浮遊エリアのみで構成された特殊なダンジョン。

千年洞窟

持ち込み可999階、仲間同行も可能なダンジョン。
99階ではなく、999階。これはもう楽しいとかそういう次元じゃ…

ブフーの洞窟

99階、肉ダンジョン

ツワモノの穴

持ち込み可99階、腕試しダンジョン

その他

難易度選択

  • イージー 倒れてもリセットすれば最後に記録した状態から
  • ノーマル ダンジョンに入るときにセーブ、倒れたらすべて失う

基本的にストーリーダンジョンでリセットができるかどうかの設定です。
難易度によるダンジョンやモンスター、アイテムの変更はありません。

装備を失うと非常に辛くなる箇所があるため(後述)、
初めて遊ぶ方はイージーを選ぶことをおすすめします。デメリットもありません。

ストーリーの進め方

ストーリーは選択したダンジョンをクリアし、新エリアを解放していく感じ。
マリオRPGのワールドマップのようなイメージです。

序盤のダンジョンでレベルやアイテムを稼ぐことが可能なのですが、
一部ではクリアまで前のマップに戻れない箇所があり、難易度ノーマルで、

ダンジョンで倒れる→敵が強いのに装備がない→また倒れる→装備が…

という負の連鎖に陥ってしまうことも…。

モンスターの強さがそのマップでの適正装備をベースに設定されていること、
装備の強さがダメージ計算に大きく影響すること、この二つが大きな原因に…

テンポ

Wii版はキャラクターの動作がもっさりで、ロード時間は全体的に短め。
トルネコ3よりはマシかな…くらいの感覚です。

PSP版はダンジョン外でのロードが長く、ダンジョン内でのロードはほぼ無し。
ダンジョン内では一部動作がカットされ快適になった反面、処理落ちが少し…

もし遊ぶのであればPSP版をお勧めしときます。

まとめ

とにかくストーリークリアまでが長過ぎます!
ストーリーさえクリアしてしまえば、同時操作モードや二刀流を使って、
もっと不思議のダンジョンで遊ぶなど、魅力的な部分もあるのですが…

他のシレン作品にマンネリを感じてしまった方、変わり種をお求めの方は、
一度触れてみるのもいいかもしれません。強くはおすすめしませんよ…?

そして、月の石拾いへ…

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