行政書士試験合格 過去問だけで合格できるのか?

行政書士試験は過去問だけで受かる!
過去問完璧に仕上げたけど落ちた!
など人によって意見は異なりますが、
実際はどうなんでしょう?

私は過去問中心で合格できたので、
過去問だけでも受かると思いますが…。

合格するまでの流れ

初年度(平成30年)

予備校 8月から短期通学
不合格 点数不明 ※一般知識足切り

二年目(令和元年)

独学 教材は基本初年度と同じもの
合格 202点

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合格に必要な過去問完成度

合格に必要な過去問の仕上がり具合です。
具体的にどのくらいできれば合格できるのか?です。

元受験生の私が考える指標(個人の感想)ですので、
へ~?くらいに聞いていただけたらと思います。

内容は過去問(択一)をベースに進めますが、
過去問を別の教材で読み変えてもいいと思います。

初学者・短期合格

一般的に難問と呼ばれているもの、
特殊な出題形式のものを除き、

何度やっても過去問の正答率100%

初学者の方が短期で合格を目指すなら、
この辺りを目標に。

あくまでも目標です。

ここまでやらなければ受からない、
というわけではありません。

行政法→民法→個人情報保護法→その他、
の順に優先度の高いものから。

おそらくどの教材にも優先度はあるはずなので、
Aランク・最優先・必須など…から潰していきます。

既に正答率100%!という方や、
時間のある方は下記のレベルまで。

2年度目以降

正答率100%に加え、

すべての選択肢に対し、
正誤理由が簡単に説明できる

ここまで仕上げます。

例えば答えは1で正解できるけど、
2~5がなぜ×なのかわからない…。

このなぜ×なのかわからない部分が、
現在学習すべきポイントなのです。

過去問の解答解説を読み、
不足があればテキストや条文に戻り、
正しく理解することが重要です。

ぶっちゃけ正答率などどうだっていいのです。

解答解説だけでは不十分な場合がほとんどなので、
テキストに詳細あればテキストに戻り、
テキストになければ条文(六法やネット検索)で、
その都度振り返り理解するまで勉強します。

科目の優先度は初学者の場合と基本同じです。

行政法は範囲を広げるのではなく、
初学時の知識を維持しつつ、
過去問とテキストを使って上記の状態を目指します。

民法も行政法と同じですが、
上記の状態まで過去問が仕上がったのであれば、
教材を追加して勉強の範囲を広げます。

※過去問の仕上げが最優先

私が追加した教材は過去記事を参考にしてください

行政書士試験合格 二年度目の勉強 予備校・独学・教材について
行政書士試験二年度目は予備校?独学?教材は何を使うべきか?など。

まとめ

近年の本試験は過去問だけじゃ合格は厳しい!
という意見もあるようですが、
私は過去問だけでも合格はできると思っています。

それは正答率100%ならOK!という意味ではなく、
過去問に書かれていることを、
すべて完璧にマスターしていれば…!です。

過去問の正答率100%というのは、
短期合格を目指す初学者の方の目標です。

短期で合格を目指す初学者の方は、
正答率100%に仕上げるだけでも大変なので、
それ以上は考えなくてもいいのですが。
それだけでも十分合格は狙えますし。

行政書士試験二年度目以降の方や、
法学系の勉強経験のある方が、
どうしても次で合格したい!のであれば、
もう少し理解中心の勉強が必要だと思います。

正答率100%では基礎力が足りず、
足りない分は運で埋めることになります。

過去問が完璧

  • 正答率100%
  • すべての選択肢の正誤理由が説明できる

であれば別の教材に手を出すのもありですが、
そうでなければ勉強は過去問・テキストを中心に!

上位資格の教材は必要なのか?

必要ないです。

私は二年度目の追加教材として、
司法書士試験の民法テキストと一問一答を使いました。

選んだ理由は司法書士試験の教材だからではなく、
単純に読みやすくわかりやすかったからです。

テキスト・過去問の範囲解説というのは、
使いやすさを優先するために結構省略されています。
おかげで法律初学者の方でも入りやすいのですが。

省略された本当に基礎の部分、
考え方が実は大事だったりします。趣旨とか。

単にテキストの内容を暗記しているだけでは、
少し問題をひねられただけで、
答えがわからなくなってしまいます。

基礎部分は直接本試験では問われず、
予備校でも扱わない場合もあります。

※短期合格を目指す予備校 私の経験では

短期で効率的に合格を狙うのであれば、
それは仕方のない話ですが、
本試験まで時間のある方には、
理解中心の基礎学習をおすすめしたいです。

見たことがない問題が出てきたとしても、
制度や条文の趣旨から考えると解けたりします。

本当に基礎の部分を勉強できれば、
どの資格のどの教材でもいいのです。

論点がズレまくりですが、
上位資格の教材が必要なのではなく、
自分に合った基礎学習できる教材がいいですよ、
ってそんなお話でした。

そういう意味で考えると、
本当の基礎部分から教えてくれるのなら、
予備校に長期で通うのもありだと思います。

正誤理由が簡単に説明できる

には独学の場合結構時間がかかります。
勿論人によりますが。やればわかります。

予備校か独学で迷っている方は、
その辺りを判断材料にするのもいいと思います。

資格
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